江戸末期の古民家を再生

美保関 橋津屋/松江市美保関町(築年数:200年)

国土交通省の超長期住宅先導的モデル事業として認可を受け、美保関地区活性化協議会のメンバーである地域の住民により、江戸時代末期に建てられた古民家が再生され、宿泊・コミュニティ施設として甦った。国の補助金も活用し、省エネ対応、オール電化による高齢者への配慮、耐震性の向上など伝統工法の大工の知恵に、現代の建築・技術を融合。自然との共生や省エネ性といった地球にやさしい「ハイブリッドな古民家」として生まれ変わった。地域の活性化にも期待がかかる。

建物は木造2階建。別の民家を解体したときに出た柱などの材料を再利用している。オール電化システムを採用。省エネに配慮してエアコンやテレビは設置されていない。10年ほど前から空き家となっていたが、2年前に家屋の所有者が美保関地区活性化協議会に提供した。設計は協議会メンバーである1級建築士が手がけ、伝統工法に詳しい宮大工が改修した。約2,500万円かかった費用の9割に国の補助金が充てられた。

〔主な仕様〕
  • 古民家ならではの構造(木造伝統工法)を残し、耐震耐火施工、高断熱施工をプラス
  • 改修材はすべてムク材、自然素材を使用
  • 屋根外断熱による省エネ設計
  • 床段差解消、オール電化による高齢者への配慮

美保関 橋津屋